(アイキャッチ、長男高3夏、初戦突破後の長男と家内)
皆様こんにちは、山中でございます。毎年この時期の楽しみといえば、高校野球の地方予選。毎朝、新聞でチェック。夜は甲子園への道を観る。でしたが、今年は寂しい限りです。熱心に部活動に打ち込んだ選手達。最後の舞台が消えたショック。生徒本人もですが、親御さんの落胆も大きいのでしょうね。
ずっと、このブログを読んでくださっている方にはお馴染みなのですが、私も長男の野球に付き合い続けた親父です。小学校で野球を始めてから、中学3年間の週末と祝日の殆どを、子どもの野球に帯同。小学生時代はお父さんコーチとして。中学生になってからは練習場所への送迎に審判他、雑用。(笑)
大変だったのが中学生時代。学校外部のクラブチーム。専用の練習場所を持たないチーム。お母さんたちは当番で練習場所の確保。お父さんたちは車出し。他、重たい道具を週末ごと運搬して、週末ごとに移動するキャンパーのような時間でした。試合場所によっては早朝4時起き。集合6時とか当たり前。夏は猛暑、冬は極寒のグラウンド。今となっては楽しい思い出です。
高校生になってからは親元離れ寮生活の長男。それでも、野球の調子が気になります。出来る限り週末は、往復600キロの距離を日帰り移動。家内と一緒に練習や試合を観に行ったものです。寮の規則もあり、子どもと話せる時間は60分くらい。練習が終わり、寮での食事から夜間練習までのわずかな時間でした。
ラッキーなことに、長男在学中、チームはセンバツ甲子園出場を果たすことができました。最終学年でもなんとか選手として試合に出ることができ、期待していた最後の夏は地方予選2回戦敗退。でしたが、試合で決着を付けることができましたので、親としても心残りはありませんでした。真剣に勝負するわが子の最後のユニフォーム姿を目に焼き付けることもできました。
選手だけでなく、子どもたちをサポートしてこられた保護者様の気持ち。野球だけでなく、全国レベルの舞台に立つ選手たち。保護者のサポートなくして、その舞台に立つことの難しさ。親として経験させてもらったからこそ、親御さんの落胆。よく分かるのです。また子どもたちも、親のおかげでここまでやれた。晴れ舞台で恩返しをしたい。その活躍の場が消えたこと。かける言葉が見つからなかったですよね。
誰も責めることができない。誰も悪くない。突然降りかかった理不尽。選手たちは受け入れて、次の目標に進んでくれていることを信じます。でも、なかなか諦めがつかないのが親の気持ちの方なのでしょうね。痛いほどに理解できる私です。空元気からでも元気出していきましょう。