皆様こんにちは、山中でございます。夏の高校野球が昨日閉幕。東海大相模高校が優勝し、東北勢
悲願の初優勝とはなりませんでした。子供たちの野球離れが進む中、高校野球にはあれだけの観客
がつめかける。選手たちのひたむきなプレーが、人の心を掴むのでしょうね。
 さて、今年の夏の甲子園には、残念ながら元生徒の出場はありませんでした。が、中学時代、見たこ
とがある選手が一人。愚息の中学での野球チームの先輩が一人。出場しておりました。愚息の先輩は、
試合中ランナーコーチとして元気に声を出し、最後は代打で出場。
 もう一人は、優勝した東海大相模高校のWエースの一人、吉田君。中学時代、兵庫県のクラブチーム
に所属。当時から、球速140キロを出すと評判の好投手でした。そんな彼も、中学生の甲子園といって
もよい日本選手権へ通じる第一歩、関西予選の初戦で敗れてしまいます。
 スコアはなんと、9-10。だったと記憶しています。愚息が所属するチームの試合が、同じ球場でその
後に控えていたため、私はその試合をたまたま観戦していたのです。今時の中学生は、速い球だけなら
簡単に打ち返すんだな~!そう感心したのをよく覚えています。
 その後、東海大相模高校へ進学した吉田君。1年生の時から全国区で話題になる活躍。この夏は、私
も何度かテレビ観戦。テレビで見る投球スタイルは、直球でグイグイ押す中学時代とは打って変わり、ス
ライダーを武器に勝負するスタイルへ変化。甲子園でも安定した投球を見せてくれました。
 甲子園で優勝した吉田君。愚息の先輩である鳥取城北高校の迫田君。二人に共通する事。それは中
学時代、最後の大会での全国出場は叶いませんでした。それから3年間、逃げ出したくなることもあった
でしょう。チーム内でのポジション争いも熾烈を極めたことでしょう。
 恐らく、そんな状況に何度も奮い立ち、掴んだ甲子園。そこを想うとき、何故か熱い感情が沸き起こる。
私は、そんなちょっと変なおじさんです。(笑)中学時代は予選初戦敗退でも、甲子園で全国の頂点に立
てるのです。生徒諸君、未来の自分は、今の自分とは別人となるのですよ。

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