皆様こんにちは、山中でございます。今日も清々しいお天気です。一年の中で、最も過ごしやすい
季節ではないでしょうか。忙しい日常に追われてると、つい、季節の変化を見逃してしまうもの。眩し
い木々の新緑。楽しみたいですね。心が洗われます。
さて、当事者でないと、特に興味を持たないニュース。10年前には、誰もが予想すらしなかったニ
ュース。最近、新聞を読んでいると目につきます。
大手家電メーカー数社の経営不振。海外企業の傘下へ。自動車メーカーの不祥事。数年前には、
就職したい企業ランキングトップ10に入っていた総合商社。数社が戦後初の赤字転落。日本を代表
する自動車メーカーまでも赤字へ。他、数えればきりがありません。
時代の変革スピードが遅かった時代。大手であれば安心。そんな神話のような思い込みが、人々の
中にはあったでしょう。ですが今は既に、そんな時代ではないようですね。大手企業ほど、生き残るた
めに、大きなリストラ。痛みを伴います。
多くの企業の業績不振による経営危機。為替変動リスクの読み違いなど、仕方ない部分もあります。
ですが、経営陣の不祥事、自己を守るために粉飾を繰り返したり、事実を捻じ曲げ虚偽を通す。ばれ
ないと思っているのか。ばれたらどうなるのか。危機管理ができていないように思います。
江戸時代、石田梅岩翁が説いた商人道。『正直』の徳。忘れてはなりません。真実はいつか必ず顔
を出すのです。