皆様こんにちは、山中でございます。今朝の読売朝刊。世界大学ランキング調査が掲載されていましたね。
我が国のトップである東大。またまたランクダウン。アジアにおいても第7位まで後退。教育改革、政府が本気
にならざる得ない理由。切実な問題です。
では何故、日本の大学の世界的評価が下がり続けるのでしょうか。昔に比べ、学力が低下しているのでしょ
うか。おそらく、そんなことはないと思います。目まぐるしく進化する時代のスピードに、ついていけず。と、言う
より無関心だった結果。世界の国々が改革を進めてしまっていた。気が付いた時は、既に遅し。
目先の摩擦を回避するあまり、問題を先送りにしてしまう。この事例だけでなく、日本人の特徴なのかもしれ
ません。学習塾の業界も、今の制度に疑問を持っている人はたくさんいるはず。ですが、過去から踏襲してきた
受験教育にしがみつき、新たな価値観の提供が遅れている。当事者として反省です。
決められた答えを時間内で解く能力。我が国の大学が求める素養。問題により、多少の色はあるでしょうが、
根本的に大きな違いはありません。一方、常に世界ランクでトップレベルの大学。大学側に、来てほしい学生の
イメージが明確に打ち出されています。例えばハーバード大学。「世界を変えられる学生しかいらない!」
ミッションを明確に打ち出し、そこから外れる学生は、たとえ学業優秀であっても取らない。日本の大学も、明
確なミッションを打ち出す時代が来るのでしょうね。そうなれば、今の間違った受験教育も、変革を迫られるでし
ょう。私としては、大歓迎です。教育とは未来を担う子供たちの時代がよき時代となるように伝えること。私はそう
思います。