皆様こんにちは、山中でございます。昨日は、社内の事務作業の効率化を図るために、システム分野の顧問の方が来社。事務員さんからヒアリング。これまで人が時間をかけて行っていた業務。絶対にシステム化等、無理。と、思われていた仕事です。それが自動化、仕組化されていく。これからはそんな時代です。
さて一昨日、ある勉強会へ参加しておりました。ひょんなご縁からの飛び入り参加。この勉強会の講師の先生は非常に著名な先生で、3年前に一度、東京でお話を拝聴したことがありました。松下幸之助翁の下でお仕事をされてきた先生です。経営者向けに開かれる塾は敷居が高いお値段でした。(笑)
そんな先生が公にではなく特別に開かれている勉強会。対象は医療関係者、福祉関係者、教育関係者等へ向けた勉強会。そんな訳で、受講料はびっくりするくらいの低価格。でしたが、内容は充実のプログラム。少し大きめのダイニングテーブル二つを囲んで受けられる少人数であったので、休憩時間は先生と1対1で質疑応答ができました。
私がお聞きしたかった事は二つ。一つは、理念を大切に人間学重視の経営に対して、IT長者と言われる若い経営者による価値観。特に最近は後者に憧れを抱く若者が増えている。この傾向に対する先生の見解。もう一つは、公では書けない内容。地政学的リスクを踏まえた日本の未来について。
先生の回答は? やはりここでは書きにくいので、直接お伝えできる場でお話させていただきますね。(笑) ただ一つ、子どもたちの幸福を願うなら、大人が情報に敏感になり、備えておかないと、「知らなかった」では済まない時代が来るかもしれません。その現実味が、どんどん高まっているのが今の国際情勢です。
今日の最後に、先生が松下幸之助翁とお仕事をされた中からのエピソードをご紹介します。
ある時、台風により、室戸にあった工場が壊滅的打撃を受けました。ライバル他社も同様の被害。その状況を報告で受けた松下幸之助さんは静かに、「こけたら立たなあきまへんな。」と、仰ったそうです。また、動揺する幹部に、これまた静かに、「困っても、困らないことです。」そのやり取りを、夜中に電話で報告を受けた若き日の先生。静かに起き上がり、『よし!やったろ!』内から湧き上がる使命感を覚えたそうです。
結果、ライバル他社が半年かかった再建。松下電器は2週間で再建してしまったそうです。いざに強い組織。目指したいものです。「こけたら立たなあかん」「困っても困らない」簡単な表現です。されど、奥が深いですね。