皆様こんにちは、山中でございます。台湾の元総統、李登輝さんがお亡くなりになりました。台湾民主化の父。台湾のリーダーでありながら、元日本人であることに強い誇りを持ち、人生を歩まれた方。現在の日本と台湾の強い繋がりは李登輝さんのおかげです。

『勇気、誠実、勤勉、奉公、自己犠牲、責任感、清潔。日本人がこの「日本精神」を失わない限り、日本は世界のリーダーとして発展していくことが可能だと、私は信じています。』

生前の李登輝元総統の言葉。考えさせられます。ご冥福をお祈りいたします。

 

さて、私どもの塾が創業以来ずっと考えていること。現在の学びが目先の受験だけでなく、社会に繋がる学びでなければ意味が無い。塾ができた2009年当時は、受験と社会の接続性は皆無に等しく、ただ志望校へ入るがために塾へ行く。今も大きく変わってないかもしれませんが、大学入試改革は、学校と社会の接続性を高める。経済界の強い要望を受けてのこと。少しずつ、良い方向に向かっていると思います。

 

なんのために学ぶのか。自分は何を為すのか。今の学びはどこへ繋がって行くのか。いろいろなことを考える時、まだ経験していない未来からの逆算が必要です。しかし今、私自身が未来のイメージが掴みにくい状況。恐らく、人生で一度も経験したことのない現実が待っている。国の仕組みはじめ、あらゆる業界のビジネスモデルがリセットされる。物やサービスの値段の常識も崩壊するかもしれません。

 

GAFAはグーグルを除いてコロナ禍の中、高成長。反面、日本企業の四半期決算報告、大手企業がボロボロの内容。誰も予期できぬ出来事が世界中で起きている。これまで順調に経営してきた安定企業が、一瞬で存続の危機。既に大リストラが始まり、新規雇用は閉ざされる。大学を卒業しても就職先がない。なんてことも予測すべきかも。

 

これから始まるであろう大不況。いつまで続くかは分かりません。が、必ずその後、高成長期に入ります。新しい時代は、これまでの常識が一気に変貌をとげている。そんな時代の主人公が、今、塾に通ってくれている生徒たちなのです。だからこそ、これでいいのか? 常に頭の中を巡っています。

 

コロナ禍で既に起きた変革。在宅テレワーク。副業を許さなかった企業が副業を認める。お給料を払えないからなのですが、この致し方ない状況で起きた働き方改革。次の時代のスタンダードとなるでしょう。正社員という働き方をしながらも、別の財布を持つ。定年が近い方は、年金で悠々自適ではなく、まだまだ現役で。誰かに雇用されるのではなく、自身の得意で稼ぐ自営。好きなことで稼げれば、これこそバラ色の老後。

 

若い生徒さんたちは、学校に行かせてもらっている間、必修科目以外になにを学ぶか。お務めの大人たちは、企業に雇用されている間に、なにが起きても大丈夫な準備をする。情報を集め、いろいろな人に会い、信頼を築く。それが、明るい未来に繋がっていくと私は思います。李登輝元総統が残された言葉。「日本精神」が、なにをするにも全ての軸となれば、結果、上手くいくしかない。そう信じて道を歩きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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