皆様こんにちは、山中でございます。平成最後の師走。残り10日余りとなりました。私にとっての平成30年は、本当、あっという間に時が経過しました。過去3年ほど、停滞していたプロジェクトが一気に走り出し、1年中、師走のような慌ただしさでした。皆様の平成30年はいかがでしたか。

 

さて先日、社内の若いスタッフと雑談中。「車なんて要らないですよね。必要ないです。」一人のスタッフが口にすると、もう一人の若いスタッフも、「確かに、都会に住んでいれば電車がありますからね。」そんな会話がありました。

 

昭和が終わり、大喪の礼から平成の幕開け。私は23歳でした。日本経済はバブル最高潮。若い私は、バブルの恩恵を受けることはありませんでしたが、今考えると、信じられない時代でした。

 

普通預金の金利が5%。都銀で口座を作れば、キャッシュカードとセットでカードローンとクレジットカードが付いてくる。地価は高騰し、サラリーマンでは家が買えないなと、悲観していたのを思い出します。また、スーパーカー世代の私。その頃、急に増えた外車のスポーツカー。こちらも投機の材料となり価格高騰。スポーツカーを持つ事など、夢のまた夢でありました。

 

憧れだけは捨てきれず、外車雑誌をいつも眺めていた20代前半。そんな私の価値観とは真逆の今の若者。新聞報道などで、若者の車離れ、若者の草食化などと知ってはいたものの、実際身近の若者の声を聞いて、意外な感じ。(笑)

 

20年以上、物価も上がらない国で育つと、こうも変化するのですね。一つ私が危惧するのは、そんな国は探す方が難しいくらいの特例。諸外国は物価上昇しています。落ち着いたとはいえ、中国も物価は安くありません。カナダ、アメリカも地価高騰中。その中で、暮らしていくには少なからず向上心は必要。

 

世界を飛び出し、アメリカは宇宙軍を創設する時代。一般の世界では避けて通れないグローバル化。抜けないデフレの中、育った若者たち。世界に出て行くことになります。物分かりがいい。諦めも早い。そう言われる『さとり世代』どんな時代を創ってくれるのでしょうね。良きも悪しきも楽しみです。

(アイキャッチ写真は、成長続ける上海の金融街)

 

 

 

 

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