皆様こんにちは、山中でございます。本日は、東京都公立高校の合格発表日。

初めて受験を経験した生徒にとっては、合格か不合格。どちらか一つの決定

が下される人生の試練。ご父兄同様、私たちも落ち着きません。

 

さて昨日、ふと移動の時に頭に浮かんだこと。子供たちも含め、親たちも、

子供のうちに授ける教育は、最終大学受験を想定したものだと思います。良

い大学に入り、良い会社に内定が決まれば、勉強は終わり。

子供たちは特に、そのような考えが多いのではないでしょうか。

 

でも実際は、本当に学ばなければならないのは、社会に出てから。昔と比べ、

働き方は大きく変わりました。日本式経営の特質であった終身雇用は、すっ

かり少なくなり、一つの会社で社会人を終える人のほうが珍しくなりました。

 

そうなると転職であったり、人によっては起業。いずれかの選択をしなけれ

ばなりません。例えば転職の場合、あらゆる面で好条件のステップアップと

言える転職機会に恵まれる人は少数でしょう。起業するなら、甘えのない世

界へ身を投じる覚悟が必要です。

 

社会で働く、職に就くということは、大きな責任が生じるということ。時に、

ミスすれば、会社に多大な損害を与えることもあります。他にも上司部下の

関係。同僚や取引先との関係。そこにかかる対人関係のストレスも。

 

ご両親に守られた家庭から、一たび社会に出れば、あらゆる場面に対処し、進

まねばなりません。プラスもマイナスも正面から受け入れ、成長できない人が

幸福を手にすることなど不可能でしょう。

 

そこの部分に対する受け入れ方、対処法。一番大切なところですが、教える場

がないような気がしませんか。ほんと、そこが一番大切だと私は思います。

 

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