皆様こんにちは、山中でございます。昨日行われた長男の所属する野球チームの試合。
勝ちました。ベスト16です。
 全国大会が行われる神宮をかけての熱い戦い、関西予選。出場枠は6チーム。既に84
チームが涙をのみました。勝負は時の運とも言われますが、確かにツキと運を引き寄せた
チームが格上を倒すゲーム。今大会でも幾度も見られました。
 私の場合、長男が所属するチームが勝つことを願い、必死で応援する。当然のこと。チー
ムメイトの父母たちも、想いは同じです。昨日、子供たちが力を合わせて勝利してくれたこと
は大変嬉しいことで、昨日一日の中で、一番印象に残る出来事の筈でした。
 試合終了後、球場外で勝利に湧く長男所属のチームの輪。そこに、先ほどまで勝利を信
じて、真剣に戦った敗戦チーム。キャプテンの手には、後輩や父母たちが勝利の願いを込
めて折っただろう千羽鶴。後ろに並ぶ選手たちは、肩を震わせ泣いています。
 敗戦をまだ現実として受け入れられず、悔しさから溢れる涙が止まりません。そんな状態
ながらも必死に声を振り絞り、「自分たちが行けなかった神宮へ、絶対行ってください!」と
チームメイトを代表したキャプテン。千羽鶴を勝利チームへ手渡します。
 勝利チームのキャプテンもその想いを受け止め、「必ず、神宮へ行きます!」と力強く返礼。
先ほどの勝利に浮かれていた勝利チームの選手たち。表情が一瞬で引き締まり、手渡され
た千羽鶴へ込められた想いを深く認識。次を見据える目に。
 そんな光景を間近で見た私はもらい泣き。同時に、子供たちは教科書からは学べない大切
な事、確実にスポーツから学んでいる。嬉しくなりました。改めてスポーツの良さを実感した次
第です。
 亡くなった明治生まれの祖母。「人の痛みがわかるようになりなさい。」よく言ってました。子
供たちは、こんな場面から学んでいくのでしょうね。青春は素晴らしい!

 

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