(紀元前120年に創られたマサダ要塞 1800年代ドイツ人考古学者に発見され、現在は世界遺産)

 

皆様こんにちは、山中でございます。台風が近づいております。今回の台風は、これまで大きな被害をもたらした台風よりも、更に勢力のある台風だそうです。厳重な備えをしてください。もちろん明日。阪神間、東京の教室は休校とさせていただきました。外出は控えてくださいね。

 

さて、報道を見ておりますと、トルコがシリアに出兵。ドイツでは反ユダヤ主義の青年によるユダヤ人銃撃事件。それに対して、イスラエルのネタニエフ首相が発言。等々、私が訪れた国に関係する複数の報道が目立ちます。多くの日本人にとっては無関心なのでしょうね。私も、そうでしたから。

 

10月に入って行われた親塾。そして今週の修身の授業。私が訪れた中東のお話をさせていただいています。教育事情、経済情勢、地政学的見地からの現状。他、歴史のお話。いつもに増して、皆さん興味津々で講義を受けてくださいました。

 

特に皆さんが興味を持たれるのがイスラエルのお話。名前は知っているけど、いったいどこにあるの?どんな国?子どもたちは、特にそんな感じです。紀元前3000年くらいからのこの地の歴史。西暦66年から73年にかけてのユダヤ戦争。ローマ帝国により、エルサレム陥落。世界遺産として残るマサダの要塞に立てこもったユダヤ人。最後は集団自決。国を追われたユダヤ人たちは、世界各地へ散っていきました。

 

現在のイスラエルという国は、それから約1900年経過した1948年、ユダヤ人によって建国されました。すごくないですか? また、建国に至る用意周到な移民計画。100年事業です。その地を住処にしていたパレスチナ人との間に今も続く遺恨。そこから何を学ぶのか? 日本人として、いろいろ考えさせられます。

 

歴史に学べ。歴史は繰り返す。と言われますが、トルコによるシリアのクルド人に対する戦闘等。繰り返してほしくはないですね。平和な時代を望みます。しかし、世界各地で長い歴史の中で繰り返される戦争。それぞれの民族に刷り込まれた遺恨。深いです。

 

その前に、週末の台風。充分に備えておいてくださいね。

 

 

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