皆様こんにちは、山中でございます。先週は一足早く福島県の紅葉を眺めることができました。地元に帰り西宮も、木々が色付いてまいりました。黄色に染まった銀杏の葉。美しいですね。

 

さて、台風15号と19号の被害。時の経過と共に浮き彫りになってまいりました。岩手、宮城、福島、長野、千葉他、広範囲が大変なことになっています。復興支援も長期戦になる模様。日本全国に支援の輪が広がるといいですね。私たちも何か、チャリティーイベントを考えています。その際は、是非ご協力お願いいたします。

 

先週、福島にてボランティアに参加したこと。こちらはブログにてご報告したとおり。その時、福島の友人が、「折角福島に来てもらったんだから」と、いろいろな場所に連れて行ってくれました。

 

原発事故がどういうものだったか。被害の状況。その地に住めなくなった人たちについて。除染活動の様子に、除染で大量に出された除染土の処理状況について。そして、現在の状況について。

 

その後は社会貢献企業様を3社訪問。障がいを持った人が働いている施設と会社です。最初に訪れた施設は重度の障がいを持った人が働く施設。震災前は、観光客が多く訪れていた福島県。お土産品の箱を折る仕事をされていた人たちですが、震災により、仕事が無くなってしまいました。

 

そこで私の友人が代表を務めるNPO団体が始めたひまわりプロジェクト。福島発で全国へひまわりの種を送り、日本各地でひまわりを咲かせ、また種を収穫。その為を使った燃料づくり。またまた、全国へ発送。ひまわりの種の袋詰め。それが彼らの仕事になっています。このプロジェクト。公民の教科書。道徳の教科書にも掲載されているので、お子様の学校で参加されているところもあるかもしれません。

 

次に訪れたのがカフェ。こちらもオーナーと店長以外は知的障がいと言われているスタッフが働いています。しかし、皆さん活き活きと働いておられました。オーナー様から聞いた話。20代から20年間、引きこもっていた人も、今は毎日楽しく働いていると。オーナーさんの愛を感じました。

 

最後に連れて行ってもらった会社様。こちらは別格! 凄すぎて落ち込んでしまうほど。半数が障がいをもった方たち。縫製工場なのですが、工場を見学させてもらって感じたことは、健常者との区別がつかない。でした。凛とした空気の中、黙々と仕事に打ち込まれる様子。社風の素晴らしさに脱帽です。

 

実はこのお会社様は、日本一大切にしないといけない会社に選ばれており、95歳の女性会長に会うために、ひっきりなしに来客があります。中には大臣はじめ、著名な方々も多くいらっしゃいます。そこに打算はなく、ただただ、会長さんに会うため、話をお聞かせいただくため。私のような者にも、優しく接してくださいました。神様のような方でした。

 

さらっと書いてしまいましたが、本当に衝撃の福島訪問となりました。企業と社会貢献。なくてはならない会社。その道筋には相当なご苦労もあったでしょう。数々の困難を乗り越えられて、人としての道を進む経営。私は大好きです。

 

 

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